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ティントイの世界・・・アメリカ車編

日本の産業が家電品や自動車の輸出で世界を席巻するずっと前、オモチャの輸出で外貨を稼いでいたことは今となってはあまり知られていません。 

輸出した最初のころは「モノマネだ!」などと欧州のオモチャ会社から非難されましたが、やがてその精巧な出来映えが欧米の品質を上回り、1950~60年代には多くのブリキのおもちゃが国内で売られると同時にたくさん欧米に輸出されました。製造メーカーもマルサン・バンダイ・ヨネザワ・野村など比較的大手を筆頭に 数え切れないくらいの中小企業が参入していました。

人形や動物やキャラクターなどいろいろなブリキのおもちゃが作られましたが、今回はティンカーをご紹介しましょう。なかでもノスタルジックな雰囲気がステキなアメリカのクルマの代表作をご紹介します。

これはその代表的なティンカーともいえるマルサン社のキャディラックです。
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尖ったテイルエンド・ふくよかなフェンダーやボンネットの形状は当時としては精巧なプレス技術と組み立て精度で素晴らしい仕上がりです。数あるブリキのオモチャのなかでもブリキ特有の素晴らしさが一番活かされたのがこのティンカーの分野ではないでしょうか?

これはマルサンのものよりやや古い発売の50年代前半の野村キャディラックです。
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オープンボディに人が乗っていてなんともノスタルジックな雰囲気がステキですね。
ボール紙の箱もなんともシンプルです。印刷技術も未熟ですがそれがまた味を出しています。

これはアルプス社のパッカードです。
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マルサンの物に比べると精度は落ちますが、40cm超のふくよかなボディは存在感バツグンです。オープンボディとクローズドのものがあります。とても入手困難な物です。昨年、アメリカから赤いオープンボディで二人の人が乗っている仕様で箱付きのモノが当社にオファーがありました。価格はなんと200万円超でした! 

おなじみのマルサンの1954年シボレーです。
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バンパー・フロントグリルなどの細かい部分の精度やうつくしいボディのプレスラインはブリキ史上最高品質ではないでしょうか?ツートンがオシャレです。

1956年フォードも素晴らしい出来映えのモノが3社から発売されていました。これはハジ社(マンセイ社)製のオープンカーです。
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2トーンカラーがすばらしいこの56年フォード。他にヨネザワ・マルサンも長さ約32cmくらいのものを発売していました。中でもマルサン社のものが最も出来がよくブリキのアメリカ車の中では今日最も入手困難な一品といえます。

GM・フォードとくればあとはクライスラーです。
ブリキ自動車史上 豪華さナンバー1! アサヒ玩具の1962年クライスラー・インペリアルです。長さもおよそ38cmと迫力があります。
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60年代になり加工技術がさらに高まりブリキ技術が最高潮に達したころの最も高品質で豪華な作品です。これもまた今となってはかなり入手困難なものです。ボディ色は黒と紺に加え珍しい赤・白があったようです。

最後にもう一つ アルプス・イワヤ製 長さ約36cm クライスラーニューヨーカーです。
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アサヒ玩具のインペリアルのように豪華ではありませんが、低めのルーフとシンプルでうつくしい直線的なボディラインは50年代中盤までのむっくりとしたデザインから脱却し新時代を予感させるデザインです。このモデルも相当希少なアイテムです。アサヒ玩具の1962年クライスラー・インペリアルより見つからないかも知れません。

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by pudgybonzo | 2012-04-29 04:06 | tin toys

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