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フランシー 洋服付き #1250 God-About

Mr.フリート・クライスラー社 コインバンク
 



# by pudgybonzo | 2019-11-29 17:29

ティントイの世界・・・アメリカ車編

日本の産業が家電品や自動車の輸出で世界を席巻するずっと前、オモチャの輸出で外貨を稼いでいたことは今となってはあまり知られていません。 

輸出した最初のころは「モノマネだ!」などと欧州のオモチャ会社から非難されましたが、やがてその精巧な出来映えが欧米の品質を上回り、1950~60年代には多くのブリキのおもちゃが国内で売られると同時にたくさん欧米に輸出されました。製造メーカーもマルサン・バンダイ・ヨネザワ・野村など比較的大手を筆頭に 数え切れないくらいの中小企業が参入していました。

人形や動物やキャラクターなどいろいろなブリキのおもちゃが作られましたが、今回はティンカーをご紹介しましょう。なかでもノスタルジックな雰囲気がステキなアメリカのクルマの代表作をご紹介します。

これはその代表的なティンカーともいえるマルサン社のキャディラックです。
ティントイの世界・・・アメリカ車編_d0186240_3151762.jpg
尖ったテイルエンド・ふくよかなフェンダーやボンネットの形状は当時としては精巧なプレス技術と組み立て精度で素晴らしい仕上がりです。数あるブリキのオモチャのなかでもブリキ特有の素晴らしさが一番活かされたのがこのティンカーの分野ではないでしょうか?

これはマルサンのものよりやや古い発売の50年代前半の野村キャディラックです。
ティントイの世界・・・アメリカ車編_d0186240_3183126.jpg
オープンボディに人が乗っていてなんともノスタルジックな雰囲気がステキですね。
ボール紙の箱もなんともシンプルです。印刷技術も未熟ですがそれがまた味を出しています。

これはアルプス社のパッカードです。
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マルサンの物に比べると精度は落ちますが、40cm超のふくよかなボディは存在感バツグンです。オープンボディとクローズドのものがあります。とても入手困難な物です。昨年、アメリカから赤いオープンボディで二人の人が乗っている仕様で箱付きのモノが当社にオファーがありました。価格はなんと200万円超でした! 

おなじみのマルサンの1954年シボレーです。
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バンパー・フロントグリルなどの細かい部分の精度やうつくしいボディのプレスラインはブリキ史上最高品質ではないでしょうか?ツートンがオシャレです。

1956年フォードも素晴らしい出来映えのモノが3社から発売されていました。これはハジ社(マンセイ社)製のオープンカーです。
2トーンカラーがすばらしいこの56年フォード。他にヨネザワ・マルサンも長さ約32cmくらいのものを発売していました。
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中でもマルサン社のものが最も出来がよくブリキのアメリカ車の中では今日最も入手困難な一品といえます。
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GM・フォードとくればあとはクライスラーです。
ブリキ自動車史上 豪華さナンバー1! アサヒ玩具の1962年クライスラー・インペリアルです。長さもおよそ38cmと迫力があります。
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60年代になり加工技術がさらに高まりブリキ技術が最高潮に達したころの最も高品質で豪華な作品です。これもまた今となってはかなり入手困難なものです。ボディ色は黒と紺に加え珍しい赤・白があったようです。

最後にもう一つ アルプス・イワヤ製 長さ約36cm クライスラーニューヨーカーです。
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アサヒ玩具のインペリアルのように豪華ではありませんが、低めのルーフとシンプルでうつくしい直線的なボディラインは50年代中盤までのむっくりとしたデザインから脱却し新時代を予感させるデザインです。このモデルも相当希少なアイテムです。アサヒ玩具の1962年クライスラー・インペリアルより見つからないかも知れません。

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# by pudgybonzo | 2012-04-29 04:06 | tin toys

プラスティックドールのおすすめ

アンティーク人形も年代でいろいろなサイズや形状・材質のものがあります。
19世紀の布や陶磁器(ビスク)が多用された時代から20世紀に入り1920年代頃にはコンポジション(おがくずと粘土の複合材)が主流になります。その後、1940年代から50年代にかけてアメリカでは製造技術の発達でハードプラスティック製の人形が普及しました。女の子の玩具としてとても人気がでたため多くのドールメーカーが出現しました。
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材質をハードプラスティックにすることでコンポジションに比べ成形性の向上で顔の精度がアップし、まつげ付きスリープアイ(目が開閉)と相まってリアルな顔の感情豊かな人形が誕生しました。下の写真は1940年代後半から50年代前半にヒットしたIdeal社のToniという人形です。ハードプラスティック人形のもっともポピュラーなもののひとつでサイズも約35cmから50cm超まで様々な大きさがありました。
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これも同じくIdeal社のPatti Playpalという90cm近い高さの人形です。当時の女の子は、自分と同じ大きさの人形でその名のとおりお友達のようにあそびました。
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Patti Playpalは1959年から1961年に売られました。繁栄のピークの時代を象徴するいかにもアメリカっぽい顔ですね。(この人形はかつてNHKの番組に貸し出されました。)
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プラスティックドール全盛の年代の古き良きアメリカの風俗が好きな人にはコレクションの対象として是非おすすめです。その理由は以下のとおりです。

・いろいろな種類・サイズが当時発売されたのでバラエティ豊かで選択肢が多い。
・コンポジションなどに比較して材質やメイクアップが劣化しずらく状態の良いモノ が多く現存している。
・上記の理由で現存しているモノが多いので状態の割に比較的価格が安い。             
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湿気が高く地震の多い日本でも保存が楽ですよ。

歴史的にはプラスティックドールからバービーの出現へと時代は流れます。プラスティックドールはいわば“バービー前夜”の人形でした。

プラスティックドールのお求めはフラッシュバック・インターナショナルサービスへ!



# by pudgybonzo | 2012-04-18 02:34 | dolls/figures

#1 Barbie

世界でもっとも有名な人形のひとつであるバービーは、そもそもはマテル社の創業者のR.ハンドラー女氏が欧州旅行をした際、ドイツで四コマ漫画の主人公のを商品化したビルド・リリという人形にインスパイアーされて生み出された人形です。当時アメリカの人形は頭の大きい子供顔のかわいいプラスティック製が主流でしたが、ルースはビルド・リリの実際の大人のように、スラッとして頭の小さいファッショナブルな姿に感銘し、マテル社でも同様の人形を出そうと決意しました。

        (ビルド・リリ)
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しかし、アメリカ国内では思ったようなきめの細かい人形を作る器用さもなく、また人件費も高かったので、結局、当時まだ玩具輸出などで外貨を稼いでおり人件費も安かった日本で造ることとなりました。開発時マテルは1年間に渡りデザイナーを日本に常駐させ、日本の女工さんたちに人形作りのみならず、着せ替え人形としてとても重要な洋服の製作に関して徹底的に精緻で良いものをつくるべく技術指導をしました。勤勉で器用な日本の女工さんたちはこの期待に見事に応え、1959年バービーは発売に至りました。(ちなみにバービーという名前はハンドラー女氏の娘の名前のバーバラからとって命名されました。)

        (発売当初の#1バービー)
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発売当初の今日、#1 Barbie (ナンバーワン・バービー)といわれる最初の仕様のモノは足の裏に穴があり、スタンドから突き出た細いシャフトを足の裏に差し込んでスタンドに固定して人形を立たせる仕様でした。ところがこのシャフトが危険とのことですぐに変更されたため、わずか900体しか販売されず、足の裏に穴のない#2仕様に変更されました。  

#1〜#2だけのメイクは、クラシックで手作り感にあふれた独特のモノです。 
  
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こうして半世紀を超えて今日までに世界で10億体以上を販売してきたバービーの歴史が始まりました。1970年代に他のアジアの途上国に生産拠点が移るまではずっと日本で造られ世界中に輸出されました。この60年代までのビンテージ・バービーが今日、アンティークとして価値があるのも、出来の良い上質な人形と洋服を送りだした日本の女工さんたちの汗と努力のたまものの成果といっても過言ではありません。

ビンテージ・バービーの楽しみはそうした造りの良さと、それぞれの時代を反映したファッション(髪型・メイク・洋服など)がそれぞれの人形の仕様に再現されていることです。ビンテージ・バービーはこの先減ることはあっても絶対に増えませんからますます希少性は高まっていきます。#1バービーや一部のモノはかなり高額でなかなか手が出ませんが、今ならまだコンディションの良い状態でも、手が届く価格のモノも結構あります。すでに本場アメリカのビンテージ・バービー市場では#1など高額なモノは高止まり感がありますが、これら手が届く価格のモノも徐々に値上がりしています。

ビンテージ・バービーの歴史が詳しくわかりやすく記載された「バービー最初の30年間」は在庫が少なくなりました。当社だけの独自の全文翻訳コピー付きです。

その他ビンテージ・バービー人形・洋服などはフラッシュバックインターナショナルサービスでどうぞ。セール中でお買い求めのチャンスです!



# by pudgybonzo | 2011-02-21 02:05 | dolls/figures

Buddy Lee コレクター

Buddy Lee人形は1920年代から1960年頃まで造られたLEE社のジーンズやユニフォーム宣伝用の人形です。実際の服のサンプルですから同じ材質の生地と製法で造られているのでディテールがとてもすばらしく、カワイイ人形の顔と相まってマニアの人気を博しています。いちばんの楽しみはその衣服のバラエティです。めずらしいものになると現存するものの数も少ないモノもあります。特に明確な歴史を描いたアーカイブなどもないため、中には真偽の程が怪しいモノも少なくなさそうです。
(アメリカのコレクターのショーケースから)
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また、別のアメリカの友人が現在、Buddy Lee人形の書籍を出すために準備中です。
私どもからも貴重な種類の人形の写真を提供しています。また、当社のお客様にも貴重な人形の写真撮影にご協力いただきました。
これはその友人のコレクターの一部。デッドミントで発見されたセールスマンサンプルとのこと 
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こちらはもっとも希少なスポーツ2種です。特に野球の人形はとても現存する数が少なく,良くできた贋作のユニフォームも相当出回っています。大昔のミネソタのハードウェア会社の卸売り用カタログの最終ページです。フットボールの人形の注釈にヘッドギアと併せて革製のボールも人形に付属されるとあります。人形も珍しいのですがこの革製のフットボールはまず見つかりません。
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1ダースでの卸価格は野球が21ドルでフットボールが24ドル。各一体サンプルで4.25ドルとあります。------タイムマシンくださ〜い!-----------

Buddy Lee人形はフラッシュバックインターナショナルサービスでどうぞ。



# by pudgybonzo | 2010-12-25 12:10 | advertising

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